2009/04/20

過酷なハイキング


外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加した.
ハイキングと銘打ってはいるものの,12時間で42kmの山道を歩き続ける過酷なレース.

参加費は切手一枚だが,途中でリタイアすれば,帰りのバス代が410円かかる.チャックポイント付近では,待ってましたとばかりに地元の人が露店で,味噌を塗ったキュウリやら,キリッと冷えたトマトやらをいい値段で売っている.東武鉄道,いい商売していると関心した.


例に漏れず,我々の登山チームは大霧山(766m)を超えた 26.7km 地点で,あえなくタイムオーバーで敗退し,小川町駅までの帰りのバス代を払う羽目になった.

途中でリタイヤした者は,来年はリタイヤした地点から出発して,完歩を目指せるルールだそうだが,どうせやるならもう一度,最初からだ.リメンバー外秩父.


カメラを持って登山するのは,これがはじめてだった.ただでさえ過酷な登山レース,たすき掛けで肩に R-D1 をぶら下げて,高低差のある山道を歩くのは輪をかけて過酷だ.腰骨にゴツゴツとカメラが当たって,痛いし,足下に集中できない.

それでもカメラを持って登山するのは,楽しい経験だった.まるで従軍カメラマンのように隊列に混じって,良い構図が目の前に浮かんだら,ペースを乱さず,歩いたままカメラを構えてシャッターを切る.

当然,ファインダーを覗く暇はない.だからピントは「たぶん2mくらい」みたいなアバウトさで調整する.風景なら何も考えず無限遠に合わせればいい.野外だから,絞っても光量が少なくてブレることなんてほとんどない.


R-D1持って,また山に行こう.

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