2008/08/20

ペーパープロトタイピング入門


会社で毎週1回開かれる講座を受講していて,今回の題目が「ペーパープロトタイピング」であった.
ペーパープロトタイピングという言葉は知っていたし,どういうことをするのかについてはyoutubeで検索して一通り眺めていたので,概要は掴んでいた.しかし,実際に手を動かしてペーパープロトタイピングを体験したのは今回が始めてであった.3人一組になって,ああでもない,こうでもないと工作を行ってみると,少しずつではあるがペーパープロトタイピングの本質的な面白さというものが掴めてきた.

何が面白いのかについて,それは単純明快だ.ペーパープロトタイピングは,コミュニケーションを促す装置であるということだ.その効能は恐らくブレインストーミングと同等のものだろう.つまり,工作をしている間はどのメンバーも基本的に失敗を恐れない.そしてどのメンバーも思いついたアイデアを素早く形にして,他のメンバーと共有する.しかもペーパープロトタイピングという方法自体がユーザを巻き込んだものとなっている.

これらの特徴によってペーパープロトタイピングは,デザインの善し悪しの決定をする方法というより,デザインの場作りをする方法という方が近いのではないだろうか.

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