2008/07/21

台本は現場で変化し続ける



















シャイニング(1980).
スタンリー・キューブリック監督作品.

高校2年の頃,ビデオを借りて観た記憶がある.
今回借りたのはDVDで,本編の他にメイキング映像が収録されていた.メイキング映像なのに,映画の緊張感がそのまま感じ取れたのが印象的だった.

メイキング映像で,映画の台本に関する話題が昇っていた.
台本は最初から決められたものではなく,バージョンがいくつもあり,それを色付きのページで区別していたようだ.
「初めの台本は使わない.毎日変わるんだからね」
主演ジャック・ニコルソンの言葉である.

台本は現場で変化し続ける.台本を基に演じる俳優もまた現場で変化し続ける.それがプロフェッショナルなのだろう.
そして,変化する現場を創り出し,制御するキューブリック監督も,またプロフェッショナルだな,と感じた.

0 件のコメント: